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【「水球女子」中野由美のリオに向かって】好きだからこそ、頑張れる (1/4ページ)

2015.1.12 10:40

韓国・仁川で開かれたアジア大会のシンガポール戦でゴールを決める中野由美=2014年9月24日(共同)

韓国・仁川で開かれたアジア大会のシンガポール戦でゴールを決める中野由美=2014年9月24日(共同)【拡大】

  • 韓国・仁川(インチョン)
  • 2016年_リオデジャネイロ五輪会場(ブラジル)
  • 水球女子日本代表、東京都立桜町高教員、中野由美さん=2014年9月17日(本人提供)

 表彰台に立ち、銀メダルを首からかけた瞬間はまさに感無量でした。昨年秋に韓国・仁川で開かれたアジア大会。初出場した私たち水球女子日本代表は、目標にしていた優勝まであと一歩届きませんでしたが、確かな軌跡を仁川に残すことができました。

 私は代表チーム最年長の28歳です。前回のアジア大会は出場権があったにもかかわらず、「実力不足」などを理由に代表派遣が見送られました。その後のロンドン五輪も予選で敗退。私よりも先輩だった選手たちは、このときを最後に第一線を退いたのです。

 スイミングスクールのコーチや会社でOL生活をしながらプレーした先輩、主婦となって子育てと両立して競技を続けていた先輩…。大会前には、ビデオメッセージをくれたり、電話で話をしたりしました。だからでしょう。若い選手たちとともに上がった表彰台で、これまで水球女子を支えてきてくれた先輩たちのことが脳裏をよぎりました。

 私も実はロンドン五輪予選の後、引退を考えたこともありました。当時26歳。それでも、踏ん切りをつけることはできませんでした。大学卒業後、念願かなって就職できた製薬会社を3カ月で退社してまで打ち込んだ水球への思いは消えず、次の目標を見つけることもできなかったからです。

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