≪地球の「原風景」一望≫
手つかずの大自然の醍醐味(だいごみ)を最も手軽に体感できるのが園内中央部にある最大級の湿原「イエロー・ウオーター」のクルーズだ。ボートに乗り、約1時間半かけて「ビラボン」と呼ばれる湿地帯をゆっくり進んでいく。クルーズエリアには約250匹の野生のワニがおり、時折酸素を吸うため水中から顔を上げる。湿原は茶色く濁りボートからは水中に潜ったワニの姿は全く見えないが、ワニからははっきりと見えているという。人を餌だと勘違いしジャンプする恐れがあるため、ボートから身を乗り出しての撮影は決してしないようにと注意を受けた。
進んでいくとガイドが木々を指さし、鳥がいる場所を教えてくれる。色鮮やかなキングフィッシャーや水面を大きな足で歩くレンカクも頻繁に目撃できた。中には魚をくちばしで串刺しにして食べようとする鳥もおり、大自然の食物連鎖を目の当たりにした。運がよければ水浴びをする水牛の群れにも出くわすことができ、多くの観光客が感嘆の声をあげ写真撮影をしていた。湿原が黄金色に染まる早朝や夕方の便もあり、ひと味違った自然の姿を味わえる。