サッカー全国高校選手権の決勝が12日、埼玉スタジアムで行われ、星稜(石川)が延長で2点を挙げて前橋育英(群馬)を4-2で破り、昨年の決勝で敗れた雪辱を果たして初優勝を飾った。石川県勢としても初制覇。16大会連続25度目の出場だった星稜は1-2の後半19分に原田の得点で同点とした。延長では森山が前半5分と後半終了間際にゴールを奪い、突き放した。
▽決勝
星 稜 4(前半1-0、後半1-2、延長前半1-0、延長後半1-0)2 前橋育英
決戦前に監督から伝言
2-2で延長に突入したのは2-0から逆転負けした1年前と同じ。そこから2点を挙げて突き放した勝負強さが、この1年の成長の証しだ。鈴木主将は「昨年の経験が生きた」と涙をぬぐった。一昨年の4強、昨年の準優勝から、ついに悲願の頂点に立った。