豊富な運動量と的確な判断力が持ち味。2トップを組む大田が3試合連続ゴールと勢いに乗る一方で沈黙が続いていた。それでも「勝つことが最優先。パスかシュートか確率が高い方を選択する」と黒子役に徹した。
前回大会の決勝でも先発し、1ゴールを挙げた。しかし、後半30分に交代し、その後にチームは逆転を許した。3年生として「フル出場できる選手になること」を目標に定めた。1年前の教訓を糧に積んだ鍛錬が、苦しい時間帯に花開いた。
リベンジへの強い意志と恩師への思い。2つの大きな動機に導かれ、星稜は栄冠を手にした。(SANKEI EXPRESS)