「いい判決をもらった」。三夫さんはこう述べたが、学校経営者の責任を認めなかった点については不満を口にした。「社長の陳述を聴くと、自分には全然責任はないという感じだった。何もせず『知らなかった』で済まされるのだと思うと腹だたしい」
震災から3年10カ月がたった今も真希さんの遺骨は見つかっていない。「企業は従業員の命を一番に考えてほしい。災害時は『仕事なんてどうでもいいから帰れ』と判断してほしい」と訴えた。
三夫さんの後で、教習生の遺族ら三十数人も会見した。教習所に通っていた長男の寺島佳祐さん=当時(19)=を亡くした遺族代表の浩文さん(52)は、「日本中の企業・施設のトップの方には、危機管理意識の向上をはかってほしい」と指摘。
その上で「われわれの子供たちのように犠牲が出ないよう、将来にわたってこの犠牲が記憶にとどめられ、今後の防災対策に生かされるようにしてもらいたい」と語気を強めた。(SANKEI EXPRESS)