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サイバー聖戦 実は「はったり攻撃」 イスラム国が米軍ツイッターなど乗っ取り (2/3ページ)

2015.1.14 00:01

シリアのラッカで2014年6月に行われた軍事パレードで、装甲車の上に乗り、“国旗”を振る戦闘員。武力を誇示するが、サイバー戦闘能力は未知数だ(ロイター)

シリアのラッカで2014年6月に行われた軍事パレードで、装甲車の上に乗り、“国旗”を振る戦闘員。武力を誇示するが、サイバー戦闘能力は未知数だ(ロイター)【拡大】

  • 「イスラム国」を名乗るハッカーに乗っ取られた米中央軍のツイッターの画面。戦闘服姿の人物が写っている=2015年1月12日(ロイター)

 さらに北朝鮮や中国の戦力を分析した資料のほか、米軍高官らの連絡先や退役した幹部の氏名と自宅住所、軍の基地の契約業者一覧などの情報も掲載。「おまえたちや妻子の全てを知っている」と脅した。

 その約1時間後には、ユーチューブの公式アカウントに「真実の兵士たちよ、立ち上がれ」と題したISのプロパガンダ動画がアップされた。

 大統領が警鐘鳴らす最中

 米国は北朝鮮の犯行と断定したソニーの米映画子会社へのサイバー攻撃を受け、報復も含め対策強化を打ち出したばかり。乗っ取りが起きた同じ頃には、オバマ大統領は演説で米国がサイバー攻撃の脅威にされされていると警鐘を鳴らしていた。

 大失態をさらした軍を統括する国防総省のスティーブ・ウォーレン報道部長は会見で「機密情報が漏洩(ろうえい)したわけではなく、軍の作戦を危うくするものでは決してない」と強調。「悪ふざけかいたずらとみている」と強がった。

 ホワイトハウスのジョシュ・アーネスト報道官も「深刻に受け止めている」とする一方で、「大規模な情報流出とアカウント乗っ取りには大きな違いがある」と軽微な被害を強調した。

初歩的犯行、新情報なし

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