海上自衛隊の国産新型哨戒機P1は来年度以降の負担も含め、長期契約で20機(3504億円)をまとめ買いし、約417億円の縮減効果を得る。イージス艦に搭載する最新防空システム「イージスシステム」を2隻分一括調達し、約109億円を浮かせる。
沿岸監視体制の整備では、沖縄県・与那国島の監視隊拠点整備費に2億円、鹿児島県・奄美大島の南西警備部隊の配備に32億円を計上した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設経費は後年度負担を含む契約ベースで1736億円。補正も合わせた前年度分(843億円)の倍額を上回った。情報機能の強化策として新たにウクライナ、ポーランド、オーストラリアに防衛駐在官を置く。(SANKEI EXPRESS)