「他人を尊重すべきだ」
だが、イスラム教徒の認識は異なる。いかなる容姿でも、ムハンマドの偶像化は禁じられているためだ。「私は表現の自由を支持する。だが限度がある。他人を尊重すべきだ」。そう語るアルジェリア出身の男性警備員(49)は風刺画をみて手を振るわせた。事件から1週間。「まだ喪に服しているときに、なぜこんなことをするのか」と表情を曇らせた。
風刺画をめぐるトラブルを避けるため、イスラム教聖職者らは「冷静さを保て」と呼びかける。だが、モロッコ系の男性店員(25)は「明らかに挑発だ。僕の周りには、風刺画を描いた人を殺せば天国に行けると考えている人もいる」と話した。
一方、イエメンの国際テロ組織アルカーイダ系武装組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」は14日、銃撃事件に対する犯行声明をインターネット上に掲載し、事件について「預言者の復讐だ」と主張した。(パリ 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)