修了生7人が実際に研究成果を発表する機会が設けられたが、2世公が直接研究内容について質問する場面もあった。修了生には大きな励みとなり、「研修でできたネットワークを生かした共同研究に引き続き積極的に挑戦したい」と、頼もしくコメントした。
世界が一丸となり海をめぐる多様な問題の解決に当たるには、国や分野の壁を超えることが必要だ。日本財団ではモナコに全ての修了生とアルベール2世公をはじめとした世界の海洋に関わる重要なプレーヤーを集め、水路学・測量学分野以外の人たちにもその重要性を知ってもらい、海を守るために実際に効果のある新たな活動を生み出す場を設けようと現在、準備を進めている。(日本財団 海洋安全・教育チーム 桑田由紀子/SANKEI EXPRESS)