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【阪神大震災20年】1万本の灯籠 失われた命へ祈り (3/4ページ)

2015.1.18 07:00

神戸市中央区の東遊園地で行われた「阪神淡路大震災1・17のつどい」。会場を埋め尽くした人々が地震発生時刻の午前5時46分に黙祷(もくとう)を捧げた=2015年、兵庫県(土井繁孝撮影)

神戸市中央区の東遊園地で行われた「阪神淡路大震災1・17のつどい」。会場を埋め尽くした人々が地震発生時刻の午前5時46分に黙祷(もくとう)を捧げた=2015年、兵庫県(土井繁孝撮影)【拡大】

  • 追悼の集いで遺族代表の追悼のことばをのべる銘田奈津紀さん=2015年1月17日、兵庫県神戸市中央区(山田哲司撮影)

 激震で当時住んでいた自宅は全壊、さつきさんは亡くなった。毎日、一緒に寝ていたが震災前日だけ深夜の歌番組を見ようとして珍しく叱られた。すねて4歳年上の姉の部屋で眠り、助かった。

 震災後は、祖父母らと暮らした。さつきさんのことを聞くと、家の中に重い空気が流れた。「ママのこと、話しちゃいけないのかな…」。口にしなくなった。「みんなが悲しむから。でも、決して忘れたわけではない」

 よく一緒に風呂に入り、髪の毛を乾かし合った。「私は直毛だけど、母はくせ毛。引っぱっても伸びない髪が不思議だった」。何げない親子のひととき。「幸せで大事な時間だった」。さつきさんと笑顔でいられた思い出から、小学3年のころには美容師を志すようになった。

 高校卒業後は大阪市内の美容専門学校に入学した。「ママの髪を切ってあげることはできない」。無力感にさいなまれ、学校から足が遠のいた。「ママに笑われるで」と友達から励まされ、留年したが卒業した。

「ようやく恩返しができたかな」

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