「IKKO_心の格言200」(IKKO著/エムオン・エンタテインメント、1111円+税、提供写真)【拡大】
【美のカリスマ IKKOのちょっといい話 聞きたい?】
幼い日の誕生日というのは、ウキウキする思い出ですよね。きょうは誕生日の思い出についてお話しさせてください。
気がつくと、私が誕生日を迎えるのも53回目となりました。実はきょう20日は私の誕生日なのですが、毎年この日が来ると、私を支えてくれた1年間に感謝したい気持ちになります。この特別な日の想いも、時代の流れにつれて変わってきました。
私が子供時代を過ごした昭和30年代から40年代初頭は、まだまだ物が少ない時代でした。そんな時代でしたから、誕生日といえば、ごちそうの思い出に直結しています。中でも特別だったのは、パイナップルの缶詰! 誕生日か風邪をひいたときしか食べられないとっておきのごちそうでした。パイナップルといえば輪切りになってシロップに漬かったものだと信じ込んでいて、大人になって生の丸ごとのパイナップルを初めて見た時、「これはなんだろう?」と不思議に思ったものです。プリンも粉を牛乳で溶いて冷蔵庫で冷やし固めるもの。焼きプリンも初めて見たとき、何なのか分かりませんでしたね。