大規模デモ行進に参加するため出発地点のレピュブリック(共和国)広場に集まった人々を屋根の窓から眺める男女。デモには世界各国の首脳たちを含めてフランス全土で370万人が参加し、一連の事件による犠牲者の追悼とテロに屈しない姿勢を示した=2015年1月11日、フランス・首都パリ(AP)【拡大】
この事件についてパリに住む日本の友人とも話しました。尊重と和を最重視する日本では、テロは良くないが「誰かを傷つける極端な風刺」の存在についても疑問を持っている人がいることがよくわかりました。
歴史に残る瞬間
いまフランスは歴史に残る瞬間を生きています。残念ながら今回の事件でテロが終結するとは思えません。市民の日常生活も様変わりしていくかもしれません。今回テロリストの標的になったのは、独自の風刺とユーモア精神を持つジャーナリストたちと、ユダヤ人コミュニティーでしたが、次の標的が何なのかは誰もわかりません。
《民主主義とは、自由とは、何なのか?》
今回の事件の後、新作「Soumission(服従)」で2022年にイスラム政権下におかれるパリの姿を書いた作家のミシェル・ウエルベックと、過度に寛容な移民を統合する現在の政策に強く反対するジャーナリストのエリック・ゼムールは、テロの標的になることを恐れて素早く身を隠しました。