2月14日のバレンタインデーは、ローマ時代に殉教した聖人バレンタインを祭る日ですが、監獄中のバレンタインが窓口に咲いたスミレの花のハート形の葉を、「私を忘れないでください」というメッセージとともに鳩に託したとの伝説からヨーロッパではパンジーはバレンタインに恋人に贈る花。
またシェークスピアの「真夏の夜の夢」の中に、この花の汁を目にたらすと寝覚めて最初に見た男性を好きになるという話が出てきます。パンジーの花を身につけていると異性の愛情が得られる、など愛の花・恋の花といわれています。
花言葉は、純愛・物思いにふける・思索・思想・楽しい思い・私を思ってください・遠慮…などかれんな形から連想させるイメージが並びます。
そばちょこで和の雰囲気も
今回は100円ショップなどでも手に入るミニボトルを形と大きさをミックスして数本使って、そのアトランダム感と、ボトルとパンジーのビビッドな色合いを楽しむアレンジメント。
このように小さな花器をグルーピングして使う場合は、トレーを敷いて上に生けるとまとまりが出て、散らばった印象になりません。ここでは白い陶器のプレートを使いましたが、下に敷くものは漆のお盆や木のカッティングボード、陶板や笊(ざる)など何でもよいと思います。