ポール_&_ジョー_シスターはカジュアルなパリジェンヌを演出。白いコットンニットのセーター(2万4840円)にオレンジメッシュのスカート(1万7280円)、ブラウスの襟をのぞかせて(2万520円)の襟をのぞかせて=2015年1月14日、東京都中央区銀座(三尾郁恵撮影)【拡大】
【Fashion Addict】
パリジェンヌに世界中の女子が憧れる理由は、かわいらしさの中に自立心と個性が垣間見えるからだろう。その魅力を最大限、引き出すのが「ポール & ジョー」、メンズからスタートしたブランドでもあり、スマートさとかわいさを兼ね備えた「マスキュリンとフェミニンの融合」が特徴だ。創業者でデザイナーのソフィー・メシャリーは、パリ大学で経済学を修めてファッション界に身を投じた変わりダネ。スタイルにはその生き方も投影されている。
東京・銀座の旗艦店は、銀座4丁目交差点にほど近い路地を入った映画館の並びのビルにある。店内はフレンチポップスが流れ、パリの雰囲気にあふれている。ソフィー自身がネコが好きで、デザインにも多く登場するほかシーズンごとに動物や果物、花などをモチーフにした鮮やかなプリント柄を発表。シルクなど高級素材も使ったレトロでモダンなデザインが、幅広い層の人気を集めているブランドだ。