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【まぜこぜエクスプレス】Vol.41 赤鼻で心つかみ、子供たちに居場所 (2/4ページ)

2015.1.28 13:40

カラフルでにぎやかな院内学級「さいかち学級」で赤鼻をノーズオンする担任で、ホスピタルクラウンの副島賢和先生(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年1月15日、東京都品川区(小野寺宏友さん撮影)

カラフルでにぎやかな院内学級「さいかち学級」で赤鼻をノーズオンする担任で、ホスピタルクラウンの副島賢和先生(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年1月15日、東京都品川区(小野寺宏友さん撮影)【拡大】

 人生の転機はもうひとつあった。副島さんも『パッチ・アダムス』を見て感動し、2004年に主人公本人の講演会を聞きに行き、会場でクラウンの赤鼻を買った。「あかはなそえじ」の誕生だ。けれどもすぐにクラウンとして活躍できたわけではない。初めて赤鼻をつけた日、「キモい」と子供たちの評判は散々だったという。ましてや院内学級の子供たちは手ごわい。「短時間で子供の心をつかめるようになりたい」と考えた副島さんは、「さいかち学級」に異動した06年、本格的にクラウンの修行に通う。

 副島さんと初めて会ったときから、旧知の仲のような感覚になった。「ニコッ」でも、「ニッコリ」でもなく、「ニコー」と笑う。すると周囲も「ニコー」の空気になる。ラブ&ピースにあふれた人だとすぐ分かる。そしてこちらもオープンマインドになる。大泉洋さん演じたドラマ『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ系)と副島さんが重なると思っていたら、「番組がつくられる前にスタッフの人が話を聞きにきたんですよ」と、照れながら教えてくれた。

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