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【まぜこぜエクスプレス】Vol.41 赤鼻で心つかみ、子供たちに居場所 (4/4ページ)

2015.1.28 13:40

カラフルでにぎやかな院内学級「さいかち学級」で赤鼻をノーズオンする担任で、ホスピタルクラウンの副島賢和先生(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年1月15日、東京都品川区(小野寺宏友さん撮影)

カラフルでにぎやかな院内学級「さいかち学級」で赤鼻をノーズオンする担任で、ホスピタルクラウンの副島賢和先生(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年1月15日、東京都品川区(小野寺宏友さん撮影)【拡大】

 大人だって間違うし、失敗する。あたりまえのことだ。「それにどう対応するのか、子供たちは知りたがっている。『間違い=ダメ』というのではなく、大人が失敗に誠意をもって対応するモデルを見せなくちゃ」。けれども、そんな当たり前のことも難しい時代なのだろう。昔と違い、今は先生たちが弱音を吐いたり、過去の失敗談を笑って話したりできる場所や時間が少ない。気軽なたまり場のような「先生たちのサロンが必要」と副島先生は考えている。

 そういえば「さいかち学級」には、昭和のサロン「駄菓子屋」の匂いがある。学校の帰りに駄菓子屋によるのがとても楽しかった。世話好きのおばあちゃんの話を聞いたり、学校と違う価値観を伝えてくれる変なおじちゃんがいたり。時にはオマケしてくれたり、くじ引きでズルして怒られたり…。

 以前プレゼントしてもらった赤鼻。付けると、おどけたくなる。笑わせたくなる。ポジティブになる。「まるで魔法ですね。スイッチ入りますね!」「でしょー。ノーズオンといいます」。

 なるほど! しかめっ面の先生たちにもノーズオンしたい。(女優、一般社団法人「Get in touch」代表 東ちづる/撮影:フォトグラファー 小野寺宏友/SANKEI EXPRESS

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