「LINE」の社員と静岡大学の講師から、LINEを使った適正なコミュニケーションのあり方に関する授業を受ける中学生たち。便利だが、最近では教師がLINEを悪用するケースも増えている=2014年5月22日、静岡県静岡市葵区(大坪玲央撮影)【拡大】
今回の調査では、2013年度にLINEなどでひわいな内容を児童生徒に送りつけるなど「文書・画像などによる性的いやがらせ」の処分者は19人に上った。前年度(6人)の3倍以上、11年度(3人)の6倍以上で急増している。
文科省は「背景には、スマホの普及も一因とみられる」と指摘。さらに「『体に触る』『性交』などのわいせつ行為の項目に計上された懲戒処分者の中にも、LINEなどが悪用されたケースがあるとみられる」と分析した。
埼玉県教委は昨年12月、教え子にわいせつ行為をした県立高の教諭4人を懲戒免職にした。いずれも被害生徒とメール交換をしていたことが分かり、処分発表と同時に、県立学校の全教員に生徒とのLINEや携帯電話メールなどによる私的な連絡を原則禁止すると通知。教諭2人の処分者を出した神奈川県教委も「LINE禁止」を検討中だ。埼玉県教委の担当者は「部活動の連絡など公的な連絡は否定しないが、メールなどは生徒と密室状態にいるのと同じこと。原則として1対1になることを避ける形で指導を徹底していく」と説明する。