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人質売買 標的は日本人記者 「イスラム国」支持者画策か 誘拐ビジネス横行 (2/3ページ)

2015.1.31 06:00

報道関係者らが多数待機する中、日没間近となったトルコ南東部アクチャカレの国境検問所=2015年1月29日(共同)

報道関係者らが多数待機する中、日没間近となったトルコ南東部アクチャカレの国境検問所=2015年1月29日(共同)【拡大】

  • イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の活動地域=2015年1月30日現在

 しかし、ツイッター上では、イスラム国支持者とみられるユーザーらが検問所前で待機する日本の報道陣の写真を掲載。中には記者の顔がはっきりと判別できる写真もあり、ユーザーらからは「このうちの誰かを誘拐して、別の捕虜交換に利用しろ」といった書き込みが相次いだ。

 欧米メディアの記者たちによると、シリア北部では昨年以降、通訳やガイドを装って外国人に近づき、数万ドル(数百万円)でイスラム国に売り渡す誘拐ビジネスが横行。イスラム国が敵視する米英など欧米を中心とした記者たちが最大の標的になっている。

 後藤さんも、仲介していた同行ガイドに裏切られ、人質取引の材料となった可能性が指摘されている。29日の日本記者への脅しは、日本人も標的の一つになったことを示した形だ。

 国籍で扱い使い分け

 イスラム国は、500万ドル(約6億円)程度とされる高額の身代金のほか、欧米に屈しない姿勢を世界に誇示する政治宣伝のために誘拐を行い、その扱いは人質の国籍で使い分けている。今回は、日本とヨルダンの人質2人を使って両国の対テロ連携を引き裂く狙いがあるものとみられている。

後藤さん妻に強要

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