2年前のアルジェリアのプラント建設現場襲撃事件では、政府は有効な手立てを何ら講じられず、10人もの日本人の命が奪われた。日本は邦人保護の観点からも、警察や自衛隊の特殊チームを海外に送り出せる法整備を急ぐ必要がある。
壊滅へ「地上部隊」必要
バラク・オバマ米大統領(53)は後藤さんの映像公開後、「イスラム国による憎むべき殺人を強く非難する。有志連合とともにイスラム国を弱体化させ、最終的に壊滅させるため断固とした行動をとり続ける」とする声明を発表した。イスラム国は一般のイスラム教徒とは無縁の絶対悪の存在だ。国際社会は力による壊滅を急がねばならない。オバマ氏は拒絶したままだが、壊滅への“近道”であるならば、地上部隊投入の英断も必要となろう。(SANKEI EXPRESS)