穏やかなはずの鎌倉でも、この冬はすさまじいお天気の乱高下が続いている。気温が16度を超え、4月の陽気になったかと思うと、翌日は真冬に逆戻り。朝から雪がちらつき出す。まいったね、まったく。
海辺の光景も日替わりで、大きく変化している。強風が吹き荒れ、砂浜に降りると砂つぶてで目も開けられない日があったかと思えば、海面が鏡のように午後の陽光をはね返す穏やかな午後もある。
天気予報では「寒くなります」と言われていたのに、意外に暖かい。休日にうまくそんなお天気があたると、なんだか得をした気分に…。1月25日の日曜日がまさにその僥倖(ぎょうこう)の午後だった。
風が出てきますという予報は外れ、天気晴朗、波静か。ん? 薄曇りではあったけれど、その雲間から差す日のおかげで、遠く海上でウインドサーフィンを楽しむ人たちの姿も、どこか午後のティータイムでも過ごしているかのようにのんびりくつろいでいた=写真。