湯川遥菜(はるな)さんが殺害されたとする画像がインターネット上に流れたことを受け、自宅で代表取材に応じる湯川さんの父親(後ろ姿)。政府や関係者に謝罪した上で深い謝意を示した父親の態度に、韓国世論は感嘆した=2015年1月25日、千葉県千葉市花見川区(代表撮影)【拡大】
別の韓国紙ハンギョレ(1月21日)も「『わがこと』になってきたイスラム国問題」と題する社説で、引きこもりだったという少年の行動が「社会に投げかける警告は軽くない」とし「少年のように精神的よりどころが持てず、自分だけの思いにとらわれる若者が少なくないためだ」と続けた。
戦闘服姿の国王と「不通」
イスラム国が拘束していたヨルダン軍パイロットを「焼殺」したとする事件も、思わぬ朴槿恵(パク・クネ)大統領(63)批判につながった。戦闘服をまとい、ヨルダン国民の団結を呼びかけたアブドラ・ビン・フセイン国王(53)に対して、中央日報日曜版(2月8日)は、社説で「彼は戦闘服姿一つで、衝撃を受けた国民の心をまとめた」と評した。一方で、300人以上が犠牲となった旅客船沈没事故を引き合いに、「国家的難題のたびに国論が四分五裂する韓国とは対照的だ」と論じた。
「『不通(プルトン)』という批判を意識して少しの間、市場を訪れる幼稚なショーとは根本的に違う」とも強調した。「不通」とは、国民と意思疎通ができていないと朴大統領を非難する際に用いる言葉で、朴大統領のリーダーシップ不足を痛烈に皮肉ったのだ。