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匠の技 日本のものづくり真骨頂 「菊池寛実賞 工芸の現在」 (2/3ページ)

2015.2.16 11:15

築城則子_小倉縞木綿帯「月の舟」(2006年、提供写真)

築城則子_小倉縞木綿帯「月の舟」(2006年、提供写真)【拡大】

  • 山本晃_切嵌象嵌接合せ箱「白椿」(2009年)山口県立美術館(提供写真)
  • 石田知史_鋳込み硝子縞文鉢「風の詩」(2014年、手前)=2015年2月10日(原圭介撮影)
  • 新里明士「Perforated_Forms」(2014年)=2015年2月10日(原圭介撮影)

 美しい縞模様、小倉織復元

 菊池寛実賞に輝いた築城さんは、昭和初期、不景気や、量産に向けての工業化の影響を受けて途絶えた「小倉織(こくらおり)」の復活に貢献した。

 江戸初期から北九州地域の特産だった小倉織は綿糸を染めてから織機にかける。縞模様の美しさ、丈夫さ、絹織物のようなツヤや手触りの良さが特徴。築城さんが1枚の古い端切れから復元した。その功績と、シャープな作品の美しさが高く評価された。

 山本さんの切嵌象嵌(きりばめぞうがん)接合せ箱「白椿」は、ツバキの葉の黒、灰色、薄い灰色の部分に種類の違う金属を使用。葉の輪郭を描く白線の部分でくっつける「接ぎ合せ(はぎあわせ)」という技法を駆使している。技能と根気、両方いる手の込んだ作品だ。

 国際展などで活躍する30代の若手、新里さんの陶磁は、薄く作った器に丹念に穴を空け、その穴に透明な釉薬をかけて、光が通る陶磁作品に仕上げる。こうした技法は古くは中国などにもあったが、ここまで徹底した作品は注目を浴びている。

 石田さんのガラス工芸も夢がある。「鋳込み硝子」と呼ばれる技法で、石膏の型にガラスの粉を敷き詰めて焼成する。自在な形と、細かな気泡が入ったソフトで虹のような色合いが、メルヘンの世界に誘う。

ガイド:「菊池寛実賞 工芸の現在」

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