首都圏の中高生に当時の写真を見せながら、震災体験を語る「南三陸町ボランティアサークル(MVC)ぶらんこ」のジュニア・リーダー(JL)=2013年10月12日、宮城県本吉郡南三陸町(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)【拡大】
「町の復興のために何かをしたい」「この南三陸町が好き」そう語るJLのふるさとを愛する心。それが、未来をつくる種なのだと思う。地域の皆さんに見守られ、大きく育っていってほしいと心から願う。
東日本大震災発生から4年。一日も早い復興が祈念されるなか、来る3月14~18日に、第3回国連防災世界会議が仙台で開催される。世界各国からの参加者が今後の国際的な防災の枠組みについて議論する重要な会議だ。WVJも子供たちが復興や防災に参画することの大切さについて、志を同じくする世界のパートナーと共に訴え、防災の枠組みへの反映を促す。これは、世界の子供たちのために働く国際NGOである私たちにできることのひとつだ。復興や防災のために、私たち一人一人ができることは何か。そのことについて、いま一度思いを巡らせていただけたら幸いだ。