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【阪神大震災20年】市民44%「知らない」 絆どうつなぐ (1/4ページ)

2015.1.18 07:30

神戸市中央区の東遊園地では、2011年3月11日に東日本大震災が起きた午後2時46分に、「3.11」の竹灯籠を囲み参加者が黙祷(もくとう)をささげた=2015年1月17日、兵庫県(頼光和弘撮)

神戸市中央区の東遊園地では、2011年3月11日に東日本大震災が起きた午後2時46分に、「3.11」の竹灯籠を囲み参加者が黙祷(もくとう)をささげた=2015年1月17日、兵庫県(頼光和弘撮)【拡大】

  • 兵庫県立舞子高の後輩と兵庫県神戸市長田区の住宅街を回る今井直人さん(左から2人目)=2015年1月16日(共同)

 阪神大震災から20年もの時が過ぎた被災地。このことを象徴する数字がある。「44」。最も被害が大きかった神戸市で、震災の後に生まれたか、市外から転入した「震災を知らない市民」の割合(昨年11月現在)が44%だ。このまま増え続ければ、震災を知らない人の方が多い時代が必ずくる。

 地域とのつながり、コミュニティーへの帰属意識も薄れていく。

 兵庫県が昨年1月に行ったアンケートで「最近1年以内に地域の防災訓練に参加した」と答えた人も35.1%だった。その事実は、命を守ることや高齢化社会を暮らしていくことと無縁ではない。

 20年前のあの日、消防など公的救援がままならない中、住民は「ここの家は1人だけやない、まだおるで」などと声をかけ合い、救助に当たった。

 近隣住民が助け出した被災者は、実は救助された被災者全体の約8割、約2万7000人にも上る。避難した先の避難所などでも「いたわり」や「支え合い」があった。

震災で学んだ「絆」の大切さ

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