≪東部の情勢悪化に「重大な懸念」≫
米国務省のサキ報道官は16日、ウクライナ東部の紛争をめぐる停戦合意にもかかわらず東部ドネツク州デバリツェボ周辺の情勢が悪化しているとして、「重大な懸念」を表明する声明を発表した。
声明によると、ロシアの支援を受けた親ロシア派武装勢力は攻撃を続行。直近の24時間でウクライナ側に129回の砲撃を加え、5人が死亡、25人が負傷した。デバリツェボから負傷者を避難させる車列に対する攻撃もあったという。停戦監視に当たるOSCEの監視団やウクライナ政府からの情報を明らかにした。
また、親露派勢力が停戦を拒否し、OSCE監視団の安全を保証していないとして「停戦を脅かす」と非難。ロシアからの軍事物資の流入を注視しているとし、ロシアと親露派勢力に攻撃の停止を求めた。(ワシントン 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)