道路にはブロック片を積み上げたり、戦闘車両を停車したりして検問所が幾つも設置され、銃を抱えた兵士らが通り掛かる車を止めて点検していた。
デバリツェボに近い町アルチョモフスク。砲弾とみられる「ドーン」と重く低い音が断続的に響く。地面が揺れるような感覚に襲われる。緊張がいっそう高まる。「昨日デバリツェボにいた。(親露派武装組織の)砲弾などによる攻撃があった。今日も攻撃が続いている」。アルチョモフスクで、ウクライナ軍の男性兵士(49)が厳しい口調で言った。
ウクライナ東部の停戦合意は15日に発効したが、兵士によると、デバリツェボでは親露派の攻撃で家屋などに被害が出ているという。今後も攻撃が続くようであれば「(ウクライナ政権側にも)反撃する権利がある」と主張した。
しかし実際に反撃に出れば、親露派側の攻撃が激化し、最前線の現場に立つこの兵士らが危険な状況に陥る恐れもある。