サンパウロのカーニバルに登場した青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)の人形灯籠。東日本大震災からの復興を願い、鹿嶋大明神がナマズを押さえつける姿が描かれている=2015年2月14日、ブラジル・サンパウロ(共同)【拡大】
カーニバルの目玉となる市中心部のメーン会場「サンボドロモ」では、15日夜から17日朝まで二晩夜通しでトップ12チームの豪華パレードが行われた。会場となった「サンボドロモ」は、2016年のリオ五輪でマラソンのゴールなどとして使われる市中心部の専用施設。
12チーム約4000人の踊り手らは、リオ市創設450周年やアフリカ文化などそれぞれのテーマでパフォーマンスを披露。大音響の音楽の中、羽根飾りを着け、肌もあらわにした女性ダンサーが激しく腰を振りながらサンバのステップを踏み、派手な装飾の巨大な山車や集団舞踏のダンサーらが次々と、長さ約700メートルのパレード会場に登場。観客を楽しませた。
豪華パレードとは別に、ブロッコと呼ばれる街頭パレードも行われ、地元メディアによると、先月17日から今月22日までで市内の計約450カ所以上で開催。市内はサンバの音楽と熱気に包まれた。
市当局によると、昨年のカーニバルでは約91万8000人がリオを訪問した。(EX編集部/撮影:共同、AP、ロイター/SANKEI EXPRESS)