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愛しのラテンアメリカ(20)ブラジル 南米の「顔」大瀑布イグアス (1/3ページ)

2014.11.18 16:20

遊歩道の最後にあるナイピエリアにはエレベーターが設置されており、上からの眺めを楽しむことができる=2013年4月26日、アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝(緑川真実さん撮影)

遊歩道の最後にあるナイピエリアにはエレベーターが設置されており、上からの眺めを楽しむことができる=2013年4月26日、アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • 2段にわかれていた滝。この滝壺に行くボートツアーもある。水量が多く、十分迫力があった=2013年4月26日、アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝(緑川真実さん撮影)
  • フロリアーノの滝にすぐそこまで近づくことができる展望台=2013年4月26日、ブラジル側(緑川真実さん撮影)
  • イグアス国立公園のサイトによると、現在のイグアスの滝の地形形成が始まったのは、約20万年前に遡るという=2013年4月26日、ブラジル側(緑川真実さん撮影)
  • アルゼンチンのイグアス国立公園内は列車で移動する=2013年4月23日(緑川真実さん撮影)
  • アルゼンチンとブラジルの二国にまたがるイグアスの滝

 ヨーロッパからメキシコに飛び、約半年かけて中南米大陸を南下した。最後の訪問国ブラジルに入国する。ブラジルではイグアスの滝を紹介する。

 ブラジルと国境を接するアルゼンチン側の街、プエルト・イグアスでビザを取得し、バスで国境を越える。国境といっても、日本のように海を越えるわけではなく、イミグレーションでパスポートにハンコを押してもらい、陸続きの土地を通過するだけなので、意外とあっさりしている。看板の標識や聞こえる会話がスペイン語からポルトガル語になり、通貨が変わるくらいだ。

 ブラジルは南米大陸全体の面積、人口ともにほぼ半分を占める大国。人口はヨーロッパ系の移民と奴隷貿易で連れてこられた黒人の子孫、人口の1%にも満たない先住民そして混血の人々とバラエティーに富む。

 また、ブラジルの地図北部を緑色に染める熱帯雨林、アマゾンや真っ白な砂丘で有名なレンソイス・マラニャンセス国立公園、大湿原のパンタナールなど大自然にも恵まれており、中でもアルゼンチンとブラジルにまたがる世界三大瀑布(ばくふ)のイグアスの滝には、世界中からひっきりなしに観光客が押し寄せる。

 私もアルゼンチン側でイグアスの滝を訪問した後ブラジルに入り、再びブラジル側から向かった。観光拠点となる街「フォス・ド・イグアス」に滞在し、約30キロ離れたイグアス国立公園を目指す。

水が流れ落ちる迫力 スケールに圧倒

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