≪水が流れ落ちる迫力 スケールに圧倒≫
イグアス国立公園は面積が約1800平方キロあり、公園に到着してもまだ、滝は一向に見えてこない。ゲートから滝まであと約10キロもあるからだ。
園内を移動する専用の2階建てバスに乗車し、鬱蒼(うっそう)と茂る周辺の緑を眺めながら整備が行き届いた道路を走る。園内では他にもカヌーやサイクリングなどさまざまなアクティビティーを体験でき、所々に看板が立っている。
終点の1つ手前で下車すると、目の前に森が広がっていた。複数点在する入り口から1つ選び、遊歩道を進む。すると徐々に「ゴオー」という、轟音(ごうおん)が近づいてきて、森を抜けると一気に視界が開け、イグアスの滝が姿を現した。滝だけでなく、その壮大なスケールの風景に圧倒される。
いくつかの展望ポイントがあり、順番に巡る。一番爽快だったのは、川を遮(さえぎ)るように設置された、滝壺に続く遊歩道を進むときだ。大量に浴びる水しぶきが、イグアスの滝に来ている実感を倍増し、楽しくて仕方がない。回りの人々も立ち止まっては、笑顔で写真を撮っていた。
びしょぬれになってたどりついた展望台から、最大の滝「悪魔ののど笛」を見ると、滝壺に虹がかかっていた。アルゼンチン側、ブラジル側共に虹を何度も目にした。きっと晴れ間があれば、いつもかかっているのだろう。崖から豪快に水が流れ落ちる迫力、その隙間に静かにかかる鮮やかな虹が対照的に映った。