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ウクライナ政変1年 国家分断、経済破綻 疲弊する国民 (2/4ページ)

2015.2.22 07:30

ウクライナの首都キエフで開かれたデモの犠牲者の追悼集会で花をささげて祈る女性=2015年2月20日(AP)

ウクライナの首都キエフで開かれたデモの犠牲者の追悼集会で花をささげて祈る女性=2015年2月20日(AP)【拡大】

  • ウクライナ・ルガンスク州、ドネツク州=2015年2月15日現在。※英BBCの資料を基に作成

 街中の両替所で1年前は1ドル=8フリブナ程度だった為替レートが現在は1ドル=28フリブナを超える。急激な通貨安に伴い政府は今年のインフレ率を26%と予想しており、国民生活はさらに逼迫(ひっぱく)しそうだ。

 「改革は片手で行わなければならない。なぜなら片手は敵意ある隣人に反撃しなければいけないからだ」。ポロシェンコ大統領は20日、自国が置かれた困難な状況をこう表現した上で、目標とする欧州統合に向けて国民の団結を呼び掛けた。

 ガリーナさん(66)は「今は戦時。我慢して大統領を支える時だ」と言う。国民の間では大統領支持の意見が多いようだ。ただ、ユーリーさん(49)は「戦争で負け、経済も崩壊すれば、ポロシェンコは弾劾に直面するだろう」と話した。

 ロシアは否定するものの、ロシア軍がウクライナ東部に侵入して親露派を直接支援しているとの見方は既に欧米の共通認識。しかし、昨年3月のクリミア編入の時と同様、経済制裁以外に有効な手段は見いだせていない。

 「将来は分からない」

 国際社会の無力さの前に、現地住民の苦しみは続く。

「将来は分からない。何も分からない中で生きている」

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