3月3日のひな祭りを目前に、かわいらしい花をつける桃をポップなイメージで生けてみました。
3~4月にかけて薄桃色の花をつける桃の花は春の季語です。桃が咲き始める時期は七十二候では啓蟄(けいちつ)の初候、次候にあたります。旧暦の正月である2月19日前後は中国では桃の花に赤い札を下げて飾りつけをします。花は淡いピンク、濃紅色から白までさまざまな色のものがあります。
観賞用の品種は源平桃(げんぺいもも)・枝垂(しだ)れ桃(もも)などがあります。香りは梅より少ないものの、一般的に庭木としては梅とならんで人気があるのではないでしょうか。
生命力の象徴として
桃は2500年ほど前から中国で栽培されていたようです。中国でも日本でも、古来よりさまざまな書物に桃の記録が見られ、日本には弥生時代以前に伝わったといわれています。桃の花は美しいだけではなく、厄払いや魔よけ、長寿をもたらす力も持っているといわれています。桃が持つ不思議な力によって、人々が救われたという数多くの伝説がありますが、桃から生まれた「桃太郎」も、子供ながら不思議なパワーで、鬼ケ島の鬼たちを退治するストーリーです。