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陰惨だけどチャーミングに演じたい 野村萬斎、中越典子 舞台「藪原検校」  (1/4ページ)

2015.2.23 17:55

「前回は体脂肪が7%台まで落ちた」という野村萬斎さん(左)と、「こんな大役をいただけるなんて」と感無量の中越典子さん=2015年2月9日、東京都江東区(中井誠撮影)

「前回は体脂肪が7%台まで落ちた」という野村萬斎さん(左)と、「こんな大役をいただけるなんて」と感無量の中越典子さん=2015年2月9日、東京都江東区(中井誠撮影)【拡大】

 狂言師の野村萬斎(48)が盲目の大悪党を演じる「藪原検校(やぶはらけんぎょう)」の、3年ぶりの再演に挑む。江戸時代の階級社会の闇を描いた井上ひさしの傑作で、演出は前回に続き栗山民也、キャストは一部入れ替わり、新たに中越(なかごし)典子(35)らが加わる。悪事を尽くして盲人界の最高位にのし上がっていく主人公・杉の市の一生を、萬斎は狂言師として培った技も生かして演じ、「生きることを考える芝居になる」と話す。

 「藪原検校」は盲目で生まれた杉の市が、強盗や殺人など悪事を尽くして盲人界の最高位「検校」襲名披露の直前に捕らえられ、28歳で処刑されるまでの短い一生を描く。初演は1973年だった。

 萬斎は「50歳になる前にもう一度演じたかった」と話す。「杉の市の生き急ぐ凝縮された28年の人生に、50年くらいの厚みがある気がした。自分の『人生50年』と杉の市の人生観が重なるのではないかと。60歳になったら(体力的に)無理なので今のうちに、と考えた」

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