仙台会議に参加した福田暁子世界盲ろう者連盟事務局長(前列右端)=2014年4月22日、宮城県仙台市(日本財団撮影)【拡大】
【ソーシャル・イノベーションの現場から】
東日本大震災からまもなく4年。その経験と教訓を広く国際社会と共有する大きな機会が訪れる。3月14日から18日、仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されるのだ。10年に1度の会議で、各国政府や国連機関、NGOの代表らが参加し、各国の防災に関する国際的な枠組を採択する。今回の会議では、これまで見落とされてきたテーマである「障害者と防災」について初めて討議される。
周囲の理解と支えが必要
東日本大震災で犠牲となった障害者は1600人以上で、死亡率は全体の約2倍にのぼった。体が不自由なため逃げ遅れた人、避難警報が聞こえなかった人、視覚障害のため高台にたどり着けなかった人、人工呼吸器の電源を喪失し息を引き取った人…。普段からの備えと周囲の支えがあれば、助かっていたかもしれない命だ。避難所生活でも、周囲の無理解ゆえに避難所を去り、がれきに埋もれた自宅や車の中での生活を余儀なくされた人も少なくない。