仙台会議に参加した福田暁子世界盲ろう者連盟事務局長(前列右端)=2014年4月22日、宮城県仙台市(日本財団撮影)【拡大】
しかし、すぐに状況が変わるわけではない。第3回国連防災世界会議の公式セッションで「障害者と防災」をテーマとして扱ってほしいと訴えてきたが、当初の予定では時間は用意されていなかった。これまでのやり方が踏襲され、障害者と防災は主要なテーマとみなされなかったのだ。そこで、ジュネーブの国連防災世界会議準備会合に足しげく通い、国連事務総長にも書簡を送り、日本政府からも働きかけを行った。長い交渉の末、ようやく1時間半のセッションが設けられた。
また障害者がしっかりと議論に参加できるようにするため、国連防災世界会議全体を誰もが参加できるよう配慮した「アクセシブル会議」とすることも提案。日本財団の支援で、手話通訳や要約筆記の提供、会場や宿泊施設、交通手段におけるバリアフリーの徹底、公式文書のアクセシブル形式による発行などが初めて実施される。