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春の咳と黄砂 大和田潔 (2/2ページ)

2015.3.2 09:50

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 砂漠でまき上げられた黄砂は中国の工業地帯や畑などの上を通過して日本に到達します。そのため黄砂の表面には、硫黄酸化物などの化学物質や細菌やカビ類、ウイルスなどが付着していることが明らかになってきています。

 「大気汚染の短期的変動が気管支喘息の病態に及ぼす影響に関する研究」(島正之教授 兵庫医科大学公衆衛生学)によると、PM2.5が多く飛散すると喘息の発生が増加し、硫酸イオンがその鍵を握るとのこと。喘息は花粉症のアレルギー反応でも悪化しますので、黄砂の悪影響とあわさって相乗的に咳がひどくなることもあります。

 喘息の治療は、気管支の炎症を抑えるステロイド吸入が基本となります。かつて喘息をわずらったことがある人は、症状がないことが続いていてもきっかけがあると再発して悪化することがよくあります。咳が続くときには医療機関を受診することにしましょう。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS

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