職人の丹念な仕事でつくられた和紙タオルは、表(写真右側)に和紙でできた糸のパイルが編み込まれ、自然素材の風合いが心地よい。裏(同左)は綿糸が出て、より柔らかな触感をもたらす=2015年2月17日(石原敏彦さん撮影、提供写真)【拡大】
箔打ち紙は金をたたき延ばす作業のうちに表面が非常に滑らかになり、あぶらとり紙として生まれ変わる。箔打ち紙は柿渋や卵の薄皮などが入った灰汁(あく)に浸す下準備が必要だが、その成分には保湿効果があり、作業する女性の手は潤いに満ちていたという。同社は肌を守るための成分を見直し、ハンドクリームやクレンジング、せっけん、化粧水をはじめ自然素材のコスメでロングセラーを生んできた。和紙タオルもブランド立ち上げ直後から大きな支持を集めている。
「針葉樹でつくった国産の和紙を糸状にし、ループ状の長いパイルがタオルの表側にだけ出るように編んでいます。ぬらすと柔らかくなり、使うほどに肌のなじみが良くなり、優しく洗い上げます。綿糸が出ている裏面は、よりソフトな感触で、肌の状況で使い分けできます」
のしをイメージしたパッケージは外国人にも親しみやすく、日本製品ならではの信頼感、安心感を伝える。丹念なものづくりに努め、関西にある製造工場の平畑康夫企画営業部長はこう語る。