今回は、バヌアツの伝統的な結婚式をご紹介します。先日、エファテ島のタカ村というところで結婚式を挙げた日本人カップルがいました。村へ到着すると、新郎とお父さん、新婦とお母さんはそれぞれ、別の場所に連れて行かれます。男女分かれて、村人が彼らを装飾していきます。衣装は、草で編んだマットと呼ばれる伝統的なもの。体や顔には、炭でペイント。これは戦士に見立てているのだそうです。
新婦はカヌーに乗って
準備が整うと、新婦は、花で彩られたローカルカヌーに乗せられます。そして、海を一周し、この村のビーチへ戻ってくると、ホラ貝の音とともに、村の男たちが一斉にカヌーをめがけてやってきます。その中には新郎もいます。あれよあれよと言う間に、花嫁を御神輿(おみこし)のようなものに乗せてどこかへ連れて行ってしまうのです。
村の広場まで連れて行かれると、そこで初めて、男どもによる歓迎のダンスが披露されます。新郎もお父さんもそのダンスに加わります。たぶん、ぶっつけ本番でしょうが、見よう見まねで戦士の舞を4つ踊っていました。体のペイントは汗でだらだらに…。そして、歓迎の品々が新婦の元へやってきます。生きた豚、布、ヤムイモ、カバの木、マット。これらは、バヌアツでは最上級のおもてなしの品です。