2月2日夜、川崎市内の斎場で営まれた上村(うえむら)遼太さんの通夜に向かう同級生ら=2015年、神奈川県(小野淳一撮影)【拡大】
上村さんの知人らによると、18歳の少年は1月、因縁をつけて上村さんを激しく暴行。2月12日には、上村さんと親しい別のグループが少年の自宅に押しかけて謝罪を求め、警察官が駆けつける騒ぎとなった。
捜査本部は、少年が、上村さんが知人らに自分の名前を漏らしたなどとして逆恨みしたとみている。
≪酔って「人殺したい」 牙むく凶暴性≫
殺人容疑で逮捕されたグループのリーダー格だった18歳の少年が供述する動機の一部が、明らかになり始めた。「人を殺したい」。飲酒のたびにこう話していたという少年は、弱い者いじめを繰り返し、周囲から疎まれる中で、暴力性をエスカレートさせていた。複数の知人らへの取材からは、「孤独」と「凶暴」という二面性が浮かび上がる。
「小、中学校のころは、よく弱い者いじめをしていた。同級生の弱い子を殴り、他の子から『何やってんだよ』と注意されたこともあった」。18歳の少年と小中学校で同級だった少年(18)は、こう証言する。
中学校は休みがちで、部活動もしていなかった。多くの生徒がいる前ではおとなしく、「どちらかというと目立たない感じ。友人はあまりいなかった」という。