2月2日夜、川崎市内の斎場で営まれた上村(うえむら)遼太さんの通夜に向かう同級生ら=2015年、神奈川県(小野淳一撮影)【拡大】
少年を知る女性は、「中学1年のころ、気の弱い男子生徒を理不尽な理由でボコボコにして、そこからだんだんと孤立していった」と話す。弱い者いじめをする姿が反感を買ったのか、同学年の友人は少なかったという。最近は常に2、3人の中学生を引き連れていた。
孤独を深める一方で、その“牙”はしばしば、周囲に目撃されていた。エアガンや警棒を持ち歩き、ハトを撃ったりしたこともあった。
酒が入ると、その凶暴性は増したようだ。知人女性によると、酒に酔ってバイクに2人乗りし、歩いていた高齢男性の後ろから近づき、いきなり鉄パイプで殴って大けがをさせたこともあった。酒に酔うたびに「人を殺したい」と口にしていたという。事件の数時間前にも、ともに殺人容疑で逮捕された17歳の少年2人と飲酒していたことが分かっている。
捜査関係者によると、逮捕された17歳の少年の一人は神奈川県警の取り調べに、18歳の少年について「酒を飲むと手が付けられなかった。暴れ回って、止めると暴力の矛先が自分に向かってくることがあった」という趣旨の供述をしているという。
知人女性は、少年の支配の実態をこう明かした。