「ダンス・ダンス・アジア」公演のフィナーレでは、出演者全員がステージに登場し、観客の大きな声援に応えた=2015年2月7日、マレーシア・首都クアラルンプールの「クアラルンプール・パフォーミングアーツセンター」(田中幸美撮影)【拡大】
また昨年、今回と同じ会場で単独公演を行ったレッキンのリーダー、YOKOIさん(39)は「1年後という短い期間でここに帰ってきたことを大変うれしく思います。10年以上も前からストリートダンスの可能性を求めて舞台作品をやってきました。説明するよりも見て感じて楽しんでもらいたい」。
タイムマシーンの黄帝心仙人さんは、ストリートダンス界の人間国宝ともいえるレッキンのYOKOIさん、人間国宝の坂東玉三郎さんに認められたブルートーキョー、そしてゆくゆくは人間国宝になりたい自分の三者がそろったからには世界に広まる作品が見られるとユーモアを交えてコメント。「僕らのチームはタイムマシーンというからには、100年後の未来に残る作品を今、ここでやりますので楽しみにしてください」と話した。また、ブルートーキョーのリーダー、大舌恭平さん(26)も「僕らの持ち味であるアクロバットがふんだんに入ったパフォーマンス。日本人ならではの『同調性』に注目してほしい」と抱負を語った。(田中幸美(さちみ)、写真も/SANKEI EXPRESS)