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自然と高倉を意識したものになった 映画「妻への家路」 チャン・イーモウ監督インタビュー (1/5ページ)

2015.3.6 12:45

「焦点を当てたのは夫婦愛だが、見れば物語全体がわかると思う」と語るチャン・イーモウ監督=2015年2月12日、東京都港区(野村成次撮影)

「焦点を当てたのは夫婦愛だが、見れば物語全体がわかると思う」と語るチャン・イーモウ監督=2015年2月12日、東京都港区(野村成次撮影)【拡大】

  • 文化勲章の受章会見に臨む高倉健さん=2013年11月3日、皇居(大橋純人撮影)
  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「妻への家路」(チャン・イーモウ監督)。3月6日公開(ギャガ提供)。(C)2014,Le_Vision_Pictures_Co.,Ltd.All_Rights_Reserved

 中国を代表する映画監督、チャン・イーモウ監督(63)は新作「妻への家路」(原題『帰来』)の制作に着手する少し前、昨年11月に急逝した日本の名優、高倉健(1931~2014年)に手紙を書いた。「私がこれから撮る映画はきっと高倉さんがお好きな作品だと思いますよ」。いずれ「妻への家路」のプロモーションで日本へ行くつもりだったチャン監督は、高倉を訪ねて作品の感想を聞くつもりだった。高倉主演の「単騎、千里を走る。」(05年)で監督を務めて以来、高倉とは懇意な間柄となっていた。

 病気とは知らず

 高倉の訃報はあまりにも唐突に思えた。「本当に驚き、ショックを受けました。私たちは電話や手紙でよく連絡を取り合っていましたが、高倉さんは自分の病気や入院のことなど、まったくおっしゃらなかったんです。だから、てっきり健康で、90歳、100歳まで生きるだろうと、私は確信していました。最後にお話ししたのは昨年3月ごろで、私が電話を入れました。高倉さんは日本語で『応援しているからね』、中国語で『イーモウ、頑張れよ』と励ましてくれました」

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