≪伝統に培われた技を新しい発想に生かすと「ものづくり」の可能性が広がる≫
そろそろ今年も桜前線が気になる季節。春の訪れを告げながら日本列島を北上する桜前線の予報に、心が浮きだす人も多いでしょう。
万葉の昔より和歌や俳句に登場し、現代でも多くの音楽、文化作品のモチーフとして人気の高い桜は、日本を象徴する花として親しまれ愛されています。今回は日本の桜100選でも筆頭に挙げられる、弘前城の桜を見守る「桜守」-樹木医の橋場真紀子さんを青森県弘前市に訪ねました。
「弘前さくらまつり」には毎年200万人を超える観桜(かんおう)客が訪れるといいます。天守、老松、岩木山との調和が美しい弘前城の桜は、1715年に藩士が京都から25本の桜の苗木を持ち帰り、植えたのが始まり。1882年にソメイヨシノ1000本が、1901~03年にかけてさらに1000本が植えられ、その後も市民による寄付などで現在52種、約2600本が植栽されています。中にはソメイヨシノでは日本最大幹周(537センチ)の珍しいものも。