チュニジア内務省がフェイスブックで公表した博物館襲撃テロの実行犯2人(右側)の映像。銃を持つ2人は、男性と出会い頭に遭遇したが、発砲せず、そのまますれ違った=2015年3月18日、チュニジア・首都チュニス(AP)【拡大】
≪米軍、イエメンから完全撤退≫
米国務省のラスキー報道部長は21日、連続自爆テロが発生したイエメンから米軍要員の撤退を完了させたと発表した。AP通信によると、撤退したのはイエメン南部にあるアナド空軍基地に駐留していた特殊部隊を含む米軍部隊約100人。今後、現地の国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力に対する無人機攻撃に影響が出るのは確実だ。
米政府は今年2月、治安状況の悪化のため首都サヌアの米大使館を一時閉鎖。特殊部隊など一部がイエメン国内に留まり、南部に拠点を置く武装勢力「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」に対する掃討作戦に当たっていた。
しかし、サヌアで20日、イスラム教シーア派のモスク(礼拝所)2カ所で自爆テロが起き、140人以上が死亡したことを受け、ラスキー氏は「治安状況の悪化のため一時的に要員をイエメン国外に移動させる」と説明した。ラスキー氏はその上で、米政府として今後もハディ暫定大統領が進めてきた政権移行プロセスを支援し、テロリストの脅威を監視していくと表明。南部アデンにいるハディ氏を引き続き支援していく考えを伝えたことも明らかにした。