会談する中国の常万全国防相(左から2人目)と韓国の韓民求国防相(右端)。席上、常氏は、在韓米軍への配備が検討されている高高度防衛ミサイルについて「憂慮」を表明した=2015年2月4日、韓国・首都ソウルの韓国国防省(共同)【拡大】
保守系紙の東亜日報(電子版、3月14日)は、コラムで「米国と現政権が憎いからと、中国の肩を持つゆがんだ見方は『韓中パートナーシップ関係』にふさわしくない」と反対派を批判。「中国の顔色をうかがうだけでなく、自ら隷属する考えだ。朝鮮時代の事大主義に戻ろうということか」と論じ、反対論を「恐中症」と切り捨てる。
左派、保守派ともに、大国に翻弄された歴史を持ち出して、双方を批判しているわけだ。これこそが、一枚岩になれず、大国の介入を招いた歴史の“再現”といわざるを得ない。
外交的足場の弱さ露呈
訪韓した中国の劉建超外務次官補(51)が16日、記者団を前に「中国の関心と憂慮」を明言すると、保守系論壇は、さらに反発を強めた。中央日報(電子版)は3月18日の社説で、中国の態度を「常識に外れる強圧外交」だとした上で、「THAAD問題で韓国が味方になるよう強要し、韓米同盟の根幹を弱体化させようとの思惑が読み取れる」と非難した。