(右から)GOMESS君、Paranelさん、一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年3月4日(小野寺宏友さん撮影)【拡大】
意外なことも聞いた。スケジュール管理などはゴメス君のほうが得意で、ほとんど自分で管理しているのだという。2人はお互いに支え合っている。
「出会ってからゴメスは著しく変わった」と、ネルさんは目を細める。「人を守る意識が高くなったというか。周りの人のことをすごく大切にしている。それに、すごく、すごく、感動する」。ゴメス君自身も、自分の変化を意識している。「僕なんか死んでいるようなものなんで、生きようとしている人を守りたい」と話す彼の瞳は強い光を放つ。
実はゴメス君は長い間、「どうせ楽しく生きられないんだったら、生きてること自体が資源の無駄遣いだから死んだ方がいい。エコじゃない」と、自分を許せず苦しんできた。今や大注目される20歳のアーティストとは思えないネガティブな言葉だが、「エコじゃない」と表現するところが彼らしい。何かしら“かわいらしさ”が見え隠れするのだ。
そんな彼を救ったのが音楽だった。