卵巣摘出によって「もう子供を産むことはできない」が、「子供たちが『ママは卵巣がんで死んだ』ということは決してない」と決断の背景を語ったジョリーさんに対し、ネットでは彼女を支持する書き込みが殺到。米CNNテレビ(電子版)は「私の母も卵巣がんで亡くなった。正直な寄稿に感謝したい」といった男性や「普通の人が語らない人生の側面を率直かつオープンにする彼女を真に称賛している」といった女性らのツイッターを紹介した。
検査受診増加に期待
専門医ら医学関係者が期待するのは、ジョリーさんの告白に触発されて彼女と同じような行動を取る女性が増えることだ。
ロイター通信はジョリーさんが両乳房の切除手術を受けた13年からの2年間で、米国では同種の遺伝子検査の受診率が4割増えたとする米専門機関の調査結果を掲載。米国以外でもオーストラリアで乳房切除手術報道から約半年でこの検査の問い合わせが3倍増となったほか、英国、カナダ、インドでも受診者が急増したと報じた。