中西輝政京都大名誉教授を批判する菅直人(かん・なおと)元首相のブログ【拡大】
「市民運動家としての自らの信念である『反原発』を国家的政策の根幹に据えようとした」「法律ではなくポピュリズムによる情緒的な世論を形成し、その『空気の圧力』によってすべての原子力発電所を止めた菅氏のこの禁じ手が、法治国家ではありえない無法状態を生み出してしまった」
さらに、菅氏が直近の2度の衆院選において選挙区で敗れたことを念頭に「民意に2度もNOを突き付けられ、政治家としてすでに『終わった』人物であるにもかかわらず」とトドメを刺した。
これに対し、菅氏は3月12日付のブログで反論した。タイトルは「中西輝政氏の暴論」-。
「『反原発』を主張することが『反日本』だとすれば、原発ゼロを実現しようとしているドイツのメルケル首相は『反ドイツ』ということになるのか。あまりにも非論理的で、学者の論文とも思えない」「いまだに『原発は安全で安価でクリーン』という原発神話を信じているのだろうか」