中西輝政京都大名誉教授を批判する菅直人(かん・なおと)元首相のブログ【拡大】
党内で無役ということもあり、その発言は自由気まま。菅氏は13年8月に参院選東京選挙区で無所属候補を支援したため、党員資格停止3カ月の処分を受けた。このとき最高顧問の役職を解任されている。その後、処分は解除されたが執行部は最高顧問に復帰させなかった。「最高顧問に戻すなら離党する」との声が出ていたからだ。
いまや党内で菅氏のことが話題に上ることはほとんどなく、執行部としても「静かにしてほしい」(幹部)のが本音。それでも菅氏は「何とか出させてほしい」と国会で質問する機会を与えるよう求め、3月10日に衆院予算委員会分科会で質問に立った。「当時の首相としていまなお責任を感じている」と殊勝な言葉を発したが、その後に見せた原発政策に関し安倍政権を追及する姿は、市民運動家そのものだった。(坂井広志/SANKEI EXPRESS)