4月を前にして、東京ではまだ肌寒い日もあるだろう。本土より台湾に近い沖縄県の石垣島では、早くも夏の足音が聞こえ始めた。日中の気温は26度あたりまで上昇し、車に乗るときはエアコンが必要なくらい、日差しは強くなる。植物も一斉に新しい芽を出し、花を咲かせ、夏の訪れを待ちわびているかのように自然界が急に騒がしくなる。
あまり知られていないかもしれないが、実は石垣島は効能のあるハーブや薬草の宝庫でもある。地方へ行くと、その地域に伝わる民間療法が存在するが、石垣島にも数多くの民間療法が存在する。
私は「何々に効く」「身体に良い」などのうたい文句を掲げるものには懐疑的だし、民間療法もあまり信じたくない。「そんなに効くなら薬品メーカーが開発して、とっくに薬になってるのでは?」と、何ごとも“斜め45度”に考える性格だ。
そんな私が、自ら見聞きして「これなら紹介しても大丈夫」と思うものをピックアップしてみた。石垣島へ来た折には探してみるのも面白いだろう。