心配して聞きました。「いいんですか?」「えぇいいんです、うちの店は来年3月取り壊しますから」と、こういう話なんです。
もうあまりにも面白いんで熊本の夜の部の独演会ですぐしゃべりました。お客さんも地元でその店知ってる人が多かったようで大爆笑です。そしてもちろん、その後の落語会でもたくさんしゃべらせてもらいました。必ず笑ってくれます。
自分の捉え方でどうにでもなる
つまり、この話を高座でしゃべるときに毎回言っているのは、“面白いこと”は自分がこれは“面白い”とレッテルを貼ってみることだと。「もうすぐ取り壊すから描いてくれなんて失礼な話だ!」と言ってもいいんですよ、イライラした話として紹介することもできた。
でも僕は本当に面白くてしようがなかった。だから楽しい話として紹介した。そうして日常を笑い飛ばして生きてゆくと、笑いに敏感になるので普通の人よりも笑いのツボが増える。つまり些細(ささい)なことがおかしくって仕方がない。いつも笑っている人になる。思い方、捉え方一つで目の前の現象はどうにでもなる。